診療日誌DIARY

DIARY診療日誌

診療日誌(23) 

久々にチョット変わったぎっくり腰の患者さんの話です。
普通ぎっくり腰はどのお医者さんに行っても、腰部の異常を探して治療を行なうのですが、この患者さんは、結局、歯の施術だけで腰痛が治ってしまいました。
 歯は、広く捉えると消化器と考えられ、歯の異常が胃や腸の異常として現れ、それが原因で腰痛を起こしてしまうことがあります。歯がズレると歯根と歯槽骨との適合が悪くなり、歯根膜の三叉神経に刺激が入り、それが脳幹の橋で迷走神経に反射を起こし、胃や腸に異常を引き起こします。また内臓の異常は脊髄での内臓体性反射を介して、腰の痛みを引き起こしたり、腰の筋肉が緊張したりして腰痛となることがあるのです。  ~人間の身体は不思議ですね!~