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顔面マヒが私を襲ったのは、本当に突然でした。この症状について何も知らなかったので軽く考えていましたが、病院で治るまで2~3ヶ月以上かかると言われ、ショックを受けました。その上、さらにマヒはひどくなり、人前で話したり、物を食べたりできず、外出もしたくない状態でした。
1週間がたち、病院での2回目の診察で、単に薬を処方してもらうだけでした。たまたま、この日の午後、知人に高橋先生を紹介され、すぐ予約を入れ、次の日から治療が始まりました。
こういう治療は初めてでしたので、多少不安がありましたが、先生から説明を受けながら、痛みも何もなく終了しました。家に着いた頃には身体が軽くなり、今まで背中に何かかついでいたような重い疲れが、全くなくなっていました。
それからは、治療に通うのが、本当に楽しみとなっていきました。
マヒが少し良くなったのは、1週間後から位だったでしょうか。少しずつ重かったまぶたからマヒが無くなっていき、体調がとても良くなりました。少し無理をした日は、すぐ疲れを感じたり、肩が張っているのがわかったりと、体を気づかえるようになり、本来はこうだったのかもしれないと思いました。
初めは、1ヶ月半くらいと言われていた治療も3週間目くらいから、ずっとマスクでかくしていた顔も出せるようになりました。病院からの薬は、全部で10日分も飲んでいません。5週目になる現在、もうほとんどマヒはありません。本当に高橋先生のお蔭です。
家族やご近所の人たちもみんな病院では2~3ヶ月かかると言われたのが、こんなに早く良くなって、とても驚いています。でも誰よりも、私自身がいちばん驚き、喜んでいます。先日は私の誕生日に子供たちが、快気祝いも兼ねて、レストランで御馳走してくれました。先生の所に通っていなかったら、その日も悲しく迎えたことでしょう。
高橋先生と紹介してくれた知人に、本当に感謝しています。ありがとうございました。
「MKさん、体験談をお寄せいただき誠にありがとうございました。顔面の麻痺も治られて良かったですね。大変嬉しく思います。」
顔面神経は顔の表情筋に分布しているため麻痺が起こると、瞼が動かなくなったり、唇が引きつったり、小鼻が曲がったりします。
麻痺を分類すると中枢性の麻痺と末梢性の麻痺があります。中枢性は中風や外傷、脳腫瘍などによる脳障害で起き、末梢性はヘルペス(帯状疱疹)後の神経炎による麻痺や原因不明とされているベル麻痺、そして外傷による神経損傷などがあります。
それでは簡単に見分け方についてお話ししましょう。中枢性の麻痺は額の部分の麻痺が起こらず、眼を外側に動かす神経の麻痺が合併していることが多く、ヘルペスによる麻痺は耳介に疼痛や水泡が出来たり、難聴などと言った耳の症状を合併しています。ベル麻痺は片側の顔面神経だけが完全に麻痺します。臨床ではベル麻痺が最も多く見受けられます。今回のMKさんの麻痺もベル麻痺でした。
ベル麻痺は西洋医学では原因不明とされ積極的な治療はなく、副腎皮質ホルモンやビタミンB剤を投与して経過を観察しているようですが、カイロでは頭蓋骨や上部頸椎の歪み、並びに上部頸椎周辺の筋の緊張による顔面神経の圧迫や血管の圧迫による循環障害などが原因と考えています。
治療では頭蓋骨や頸椎の歪みを調整したり、循環を改善するために胸郭の治療をしたりします。神経障害は時間との勝負で、発症後2週間以内に治療が開始できればほぼ100%回復しますが、経過が長くなるとその間に神経のダメージが酷くなって、たとえ原因を解消できても神経が回復せず後遺症が残ってしまいます。一日でも一時間でも早く治療を開始する必要があります。
無事出産を終えて
5月10日に無事、息子が生まれました。全尽堂の高橋先生には妊娠前からお世話になっていましたが、妊娠中も「第二の病院」的存在としてずいぶんと助けていただきました。
妊娠が判明した超初期の段階で「切迫流産」と診断され、原因不明の出血が続きました。薬を処方されましたが、飲むことに抵抗を感じ、高橋先生に診ていただいたところ、その直後からぴたりと出血が止まり、事なきを得ました。
その後も、妊娠に伴う骨盤のゆるみによる腰痛、体のかゆみなど、トラブルに見舞われるたび、全尽堂を訪れ、診ていただいていました。産科の妊婦健診では、エコーで胎児の状態を調べることが主で、母体のマイナートラブルにまで対応が及ぶことはありません。その点、カイロプラクティックによってずいぶんと私自身の状態を良好に保つことができ、そのおかげで、つわりなども一切なく、元気に過ごすことができました。
その結果、分娩時の出血も少なく、また産後の経過も良好で、ドクターからも「安産」とのお墨付きを頂く出産となりました。母乳の出も良く、妊娠中に増加した体重も徐々に減っていっているので、ほっとしているところです。
早い時期で離乳食に切り替えることなく、できるだけ長く母乳で育てることなど、今後の子育てについてもいろいろと教えていただけることも、大変助かっています。健やかに育てていきたいと思います。
H.K.さん、ご出産誠におめでとうございます。安産とのこと微力ながらお手伝いできたことを大変嬉しく思っています。そして早々原稿をお寄せ頂きましてありがとうございました。
H.K.さんは2004年頃より体に痒みが現れ、皮膚科で軽いアトピーと診断を受け治療されていましたが、中々良くならず家族の紹介で2010年に来院。その時の体験談も投稿頂いておりますので本HPの「体験談」のページをご覧ください。
今回はマタニティーとカイロと言うことで投稿頂いております。H.K.さんは妊娠初期に不正出血をされ産科で診察を受けましたが出血が止まらず、不安になって当院に来られました。産科では胎児に異常なし、出血の原因は分からないと言われ、安静にするようにと指示を受けた。下腹部を触診してみると子宮がドクドクと脈打っている。また静脈圧も上がっているので、血液還流が障害され子宮も鬱血しているのではと考えて、静脈圧を下げるために胸腔内圧を下げて横隔膜のポンプ作用を改善したら子宮の脈が分からなくなった。うまく子宮の鬱血が解消したようである。
その後、妊娠中の体のケアに時々来院され、これと言った不具合もなくマタニティーライフを過ごされました。
当院では、マタニティーに関わる様々な症状に対して施術させて頂いております。一部の不妊症や妊娠中のつわりや逆子、腰痛や風邪ひきなど薬物治療に不安を感じる症状の改善など、また出産直前の骨盤ケアで安産になる場合があります。それから産後は速やかに骨盤調整と内臓調整されることで体の回復も早まります。また分娩に際し、赤ちゃんの頭蓋骨や頸部に問題が生じていることが時々ありますので、赤ちゃんも施術が必要な場合があります。マタニティーに関わる問題でお悩みの方は是非お気軽にご相談ください。
私は20代前半からずっと皮膚のかゆみに悩んできましたが、
ただ乾燥しているだけだろうと安易に考えていました。
皮膚科に通うようになっても、薬が切れるとまたかゆみが再発する、その繰り返しでした。医者に通っても、根本的な改善は何らされないことを痛感し、全尽堂の門をたたきました。
最初に施術していただいた日から、すっとかゆみが収まりました。皮膚の表面だけのことだと高を括っていましたが、自律神経の乱れが起因し、背骨や内臓などにも影響して、かゆみが起こっていたことを先生から指摘されました。振り返れば、仕事が忙しく、生活のリズムがひどく乱れていたころからかゆみがひどくなっていったことに気付き、はっとしました。
以後、ちょこちょこと全尽堂に通うにつれ、かきむしりたくなるようなかゆみは徐々になくなっていきました。とくに乾燥する冬はつらかったのですが、今年は難なく冬を過ごせそうです。
施術のたび、先生からいろいろと健康についてのアドバイスをいただくのも、非常にためになります。薬に頼らずに、免疫を高めることがいかに大切かということを実感しています。今後も、自身の体の声に耳を傾けながら、全尽堂に通い、免疫を高めていきたいと思っています。
(平成22年12月8日 寄稿)
皮膚病になったら、皆さんは当然皮膚科で受診されると思います。しかしカイロプラクティック治療でも原因によっては治せる皮膚病がたくさんあります。
と言われても、にわかには信じられないことだと思います。
皮膚病は本当は病気ではありません。病気ではない?なら何なのでしょうか。実は皮膚病は皮膚に現れた症状であって、本当の病気が他にあるのです。皮膚科では皮膚に現れた症状だけを投薬によって治療しますが、その陰にある本当の原因である病気(機能異常)に対しては治療しません。カイロでは原因となっている病気を治療し、その結果皮膚に現れた症状を改善していきます。
皮膚に現れる症状の原因には様々なものがあります。肝臓や膵臓、副腎を始めとしたホルモン臓器、小腸や大腸などの内臓の機能異常、血液循環やリンパ循環の異常も原因となります。
肝臓の異常;肝臓の機能に解毒作用がありますが、その機能が低下すると毒素が身体をめぐり、排泄器官でもある汗腺や脂腺などに過剰な負担をかけ湿疹がでます。またヒスタミンの分解ができず皮膚に痒みを引き起こします。蕁麻疹は肝臓の機能が低下しているときに現れることがほとんどです。
膵臓の異常;膵液の排出障害があり膵液が血液中に漏出すると皮下組織を破壊し炎症を引き起こしたり痒みの原因となります。
腸の異常;消化吸収に異常が生じ、腸管内で毒素が発生しそれを吸収したり、食物アレルギーとして蕁麻疹を始めとした湿疹や吹き出物を引き起こします。また便秘はお肌の大敵といわれるゆえんです。
副腎の異常;アレルギー性の皮膚疾患はほとんどが基礎に副腎の機能異常を抱えています。
免疫力の低下;皮膚の感染症では、病原菌の感染はきっかけに過ぎません。病原菌が原因であれば全ての人が発症するはずですが、免疫力が正常に働いている人には発症しません。また発症してもすぐ治ってしまいます。免疫力の低下はリンパや血液循環の異常で生じ、正常に循環していると病原菌を速やかに退治してくれます。
以上のように内臓の機能異常や循環の異常がほとんどの皮膚症状の原因となります。カイロでは内臓そのものの働きを改善したり、自律神経を整えたり循環を改善したりして、身体の機能を正常にして皮膚症状を治療しています。
昨年の五月に胆嚢を取ったり、コレステロール、高血圧、さらに肝臓も悪くなり、体調が悪く、12月24日朝方、急にみぞおちの右側に腹痛が起き、背中まで痛くなり、救急医に行っても、すぐ良くならないと思い高橋先生に助けを求めました。胆管が腫れて炎症を起こし、胆汁が詰まっているとか。1週間安静にして、食事は1日絶食。次の日から回数を多くして少しずつとのこと。クリスマスイブの日が私にとってはクルシミマスになりました。2日間で完全に良くなったとは言えませんが、みぞおちの酷い痛みは取れました。たぶん病院に行っていたら入院して大ごとになっていたと思います。一応2日間だけ仕事を休み、3日目から無理して仕事に出ました。その後も下腹部に時々痛みがあり今でも食事を制限して注意しています。油っぽいものを食すと下腹部が痛くなり、食べたいものもまだ食べれないのがつまりません。お陰で体重も9キロ痩せ、高橋先生いわく、私の理想の体重だそうです。これからも先生にご厄介になると思います。先生にはいつまでも健康で私たちを救ってください。
12月24日早朝4時頃。電話の音で起こされると、○山さんからの電話。「みぞおちのやや右側あたりが痛くて寝れない」とのこと。以前胆石で胆嚢を取ったと聞いていたので、胆汁うっ滞による急性腹症だなとピンと来たので、すぐ来てもらいました。思った通り胆汁がうっ滞して胆管が鉛筆ほどにコリコリと硬く腫れあがっていました。胆汁は十二指腸が時計方向に動いた時に流れ、反時計方向に戻ると止まります。調べてみると十二指腸周辺が緊張して十二指腸が動かなくなっていました。胆嚢があれば胆嚢に胆汁が溜まるので、多少胆汁の流れが妨げられても胆管が腫れあがることはありませんが、胆嚢を切除しているので、胆汁の流れが障害されたことによって胆管が腫れあがってしまったのです。腹膜の引きつれたところを治療し、十二指腸を動くようにしたところ胆汁がゴボゴボと流れ出し、胆管の腫れが取れて柔らかくなりました。○山さんの場合は、十二指腸周辺の緊張は手術による腹膜の癒着や瘢痕が原因していたものと思いますので、時々治療が必要であると思います。
(平成22年3月発行・全尽堂だより第110号より)
ストレス?が原因で免疫力が低下したのか、扁桃腺や脇の下のリンパ腺が腫れたりしたので病院で診てもらった。何処にでもいるような菌に感染してしまったようだ。投薬による治療が始まったが、その挙句にまた肝臓がウイルスにやられた。カイロの先生に相談したところ、カイロで免疫力があげれるとのことで、そのための治療をしてもらったら次第に改善して、お陰さまで肝臓も検査で異常が無くなった。その後血液検査をすると今度は白血球が2200に減少していてびっくり。医者で再検査とCT検査、そして結果が悪ければ骨髄の検査もすると聞き、またまたカイロの先生に相談。治してあげれると思うから検査の前に治療してみないかと言われて、検査の前日と当日の検査前に治療してもらったら、白血球の数がなんと元に戻っていた。
西洋医学で副作用のある薬を飲むより、人の元々持っている自然治癒力を引き出してくれるカイロが良いと思った。今回つくづく感じたのは医者は病気の原因を全く考えず対症療法するだけ。カイロは原因をつきとめて病気になる前の体に戻すだけでなく、より健康な体にしてくれると思った。根本の原因がストレスからくるものと分かった。基本は病は気から。カイロの先生にはとても感謝しています。
YJさん、元気になられて良かったですね。私も思うように結果が出せてうれしく思っています。
カイロでは感染症は菌やウイルスが直接の原因ではあるかもしれないが、根本的には免疫力の低下が原因であると考えます。そのため免疫力が低下している人が菌やウイルスに負けて発症するのです。
免疫力の低下はなぜ起こるのでしょうか?免疫細胞は自律神経の支配を受けていて、副交感神経が作用すると活性化し、交感神経が興奮すると不活化します。また血液やリンパ液の循環が悪くなると免疫細胞が行きわたらなくなり免疫力が落ちます。即ち交感神経が興奮していて循環が悪い部分に感染症が発症します。
カイロ治療では感染が起こった部分の交感神経の興奮を抑え、循環を改善するように治療し免疫力を高めるのです。
YJさんもカイロ治療に上手く反応してくれましたので、扁桃腺やリンパ腺の腫れも引き、肝臓の感染も改善しました。
次に白血球の数が減った原因を私は次のように考えました。YJさんの場合は白血球だけが減少し、他の血液成分に全く異常がなかったので、骨髄の問題はないと考えました。白血球の数は1日を通じても変化があり、日中活動している時は怪我をしたりして感染の危険性があるので多くなり、夜は休んでいるので少なくなります。また感染が起きると多くなります。そのような事態に対応するために脾臓や肝臓に白血球が貯蔵されていて必要な時に血中に放出し数を調節しているのです。
YJさんは少し前まで肝臓の調子が悪かったので、調べてみると肝臓と脾臓の内圧が上がっていました。そこで肝臓と脾臓の循環を改善すれば白血球が放出されて数値が上がると考えました。
脾臓の静脈は肝臓に流れ込んでから静脈へ戻ります。因って肝臓の循環を改善すれば脾臓の循環も改善するのです。肝臓の循環障害は十二指腸の可動性が低下して胆汁の排出が悪くなり肝臓に胆汁が鬱滞して肝臓内圧が上がって肝臓の血管が圧迫されて循環が悪くなります。そこで十二指腸の可動性を改善して胆汁がスムーズに流れるようにして肝臓の内圧を下げます。循環が正常化し貯蔵されていた白血球が放出されるようになると数分~数十分で白血球の数が増加してくるのです。
友人から会うたびに、「カイロは良いよ。」と聞かされていたのですが、なかなかカイロプラクティックをしている所を探す時間もなく、慢性の腰痛に悩む日々を送っていました。それがふとしたきっかけで全尽堂を知るところとなり、とりあえず行ってみることに・・・・。
当初は単なる整体を中心としたマッサージくらいに思っていました。ところが院長の言葉の中に「治療」という単語が時々使われたり、私の腰痛がどこから来ているものなのかなどの丁寧な説明を聞いたりしていると、これは単なるマッサージではないなと見直しました。「カイロは良いよ。」という友人の言葉が実感となって甦ってきました。カイロプラクティックは、その場しのぎの気持ち良さだけではなく、もちろんリラクゼーションの効果も充分にありますが、痛みや病気の根本をゆっくり取り除いてくれるものだと分かりました。西洋医学の外科的な治療、内科的な治療と同じように、私は感じました。院長には的はずれだと言われるかもしれませんが、そう信じて、私は毎回のカイロプラクティックの治療を楽しみにしています。
(平成21年5月発行、全尽堂だより第105号より)
私が体の異常に気付いたのは、今から二年前のことです。口を大きく開けようとすると、顎が右側へ傾き半分しか開きません。無理に開けようとすると、激痛が走ります。手で顎を補助しないと口を大きく開けられません。また、顎を動かすとカクカクと音を立てるようになりました。口腔外科へ行くと、顎関節症と診断されました。そこで、歯の噛み合わせに原因があると言われ、マウスピースをつけることになりました。しかし、治療を始めてから数ヶ月経っても一向に口は大きく開かず、むしろ口を動かすだけで顎が傾くようになりました。次に舌を歯に常に押し付けているような癖に原因があると言われ、矯正装置をつけることになりました。しかし、新たな治療を始めてから半年経っても一向に口は大きく開かず、さらには顎が痛み出し、口が数センチしか開けられなくなりました。
「西洋医学がダメなら、東洋医学を試してみたら・・・」そんな時、勤務先の上司の紹介でカイロプラクティックを知りました。カイロプラクティック・・・・。私にとって初めて聞く名前でした。けれど、楽観的な性格上、少しでも症状が軽くなればと思い、三日に一度のペースで通い始めることになりました。治療として、顎や頭部の骨を押しながら歪みを整えていきました。また緊張した筋肉を解していきました。先生は治療の時に、今顎がどういう状態なのか、また骨の歪みを整えることで、どのような症状が緩和するのか等説明してくださり、治療中はいつも安心感がありました。それにいつも必ず「治るから」と勇気付けてくださり、その一言が心の支えにもなりました。顎関節症の治療だけでなく、生理痛や肩こりなどの治療も並行して行ってくださいました。治療を続けていくうちに、私の顎は徐々に痛みが無くなり、口も少しずつ大きく開くようになっていきました。約一年前の口腔外科へ通っていた苦悩の日々が嘘のようで、なんだか信じられません。カイロ治療を始めてから七ヶ月経った今、二週間に一度のペースに減り、顎は日常生活上なんの支障も起こさないところまで回復しました。これは全て先生のカイロ治療のおかげだと思っています。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
○田さん、体験談ありがとうございました。良くなられて本当に良かったですね。顎関節症は様々な原因で発症します。歯の高い低いという噛み合わせの問題が多いのですが、顎関節のある側頭骨がズレていることが多く、左右のバランスが崩れています。カイロでは側頭骨がズレた原因を治療し、左右の顎関節のバランスを正常にしていきます。
(平成19年9月発行、全尽堂だより第96号より)
平成18年の5月中頃、左腿に虫刺されの様なでき物ができました。痒みがひどく、掻くと増えて大きくなってゆき、そのうち真中が窪んで淵がミミズ腫れの様になりました。引越しなどで疲れていて治りが悪いのかナ、位にしか思っていませんでした。でも6月に入ると右腕に、そして右のお尻にもできるようになりました。7月の初め、夕方家に帰ると体がとてもだるくなり、食事をした後ますますひどくなりました。そして頭痛、めまい、目の内側の痛みもひどくなり動けなくなりました。以前ムチ打ちをした時の感じと似ていたので、カイロへ行きました。症状を説明した時、これは関係ないだろうと思いつつ一応、例の「虫刺され」の事を伝えお見せしました。するとこれは虫刺されではなく「多形滲出性紅斑」である事を本を見せながら説明して下さいました。病院へ行くと原因は不明で抗ヒスタミン剤やステロイド剤を投与して症状を抑える方法が採られる様ですが、肝臓が原因である事、肝臓の機能が弱っていて解毒できず、その症状として皮膚に現れ、毒素が血液中に流れるので、だるみがくるという事でした。実際肝臓の辺りを触るととても痛く腫れていました。肝臓の入り口に滞っている胆汁の流れを良くして肝臓の腫れをとる治療、副交感神経を高めて肝臓の働きを良くする治療が行われました。1回目の治療が終わった後、湿疹のひどい痒みと膝にもできていたブツブツがなくなりました。次にめまいがなくなりました。体は体勢を変える時、肝臓が脳に血液を送って脳の血圧を上げてバランスをとろうとする様ですが、血液を送る力が弱いと低血圧状態になりふらつきが生ずるという事でした。ある時は(交感)神経の流れを指で止めて副交感神経を高めるという治療が行われました。病院では局所麻酔注射を打って流れを止めるようですが、副作用のない体に優しい方法だと思いました。治療を始めてから3ヶ月程(計15回の治療)がたった頃から肝臓の腫れがひき、同時に少し残っていた倦怠感と右腕の湿疹もすっきりなくなりました。
以前の様に活動を楽しむことができています。先生は「体に現れているものは「病気」ではなく「症状」で、体の中にある原因を治さないと治療にならない」と言われました。これからは体が発する声に耳を傾けながら、生活してゆきたいと思います。治療の際には、体のしくみや治療内容の説明をわかり易くして下さったり、途中内科医院に紹介状を出してウイルス感染していないか確かめて下さったり、安心して治療を続けることができました。ありがとうございました!
皮膚病になったら、皆さんは当然皮膚科で受診されると思います。しかしカイロプラクティック治療でも原因によっては治せる皮膚病がたくさんあります。
と言われても、にわかには信じられないことだと思います。
皮膚病は本当は病気ではありません。病気ではない?なら何なのでしょうか。実は皮膚病は皮膚に現れた症状であって、本当の病気が他にあるのです。皮膚科では皮膚に現れた症状だけを投薬によって治療しますが、その陰にある本当の原因である病気(機能異常)に対しては治療しません。カイロでは原因となっている病気を治療し、その結果皮膚に現れた症状を改善していきます。
皮膚に現れる症状の原因には様々なものがあります。肝臓や膵臓、副腎を始めとしたホルモン臓器、小腸や大腸などの内臓の機能異常、血液循環やリンパ循環の異常も原因となります。
肝臓の異常;肝臓の機能に解毒作用がありますが、その機能が低下すると毒素が身体をめぐり、排泄器官でもある汗腺や脂腺などに過剰な負担をかけ湿疹がでます。またヒスタミンの分解ができず皮膚に痒みを引き起こします。蕁麻疹は肝臓の機能が低下しているときに現れることがほとんどです。
膵臓の異常;膵液の排出障害があり膵液が血液中に漏出すると皮下組織を破壊し炎症を引き起こしたり痒みの原因となります。
腸の異常;消化吸収に異常が生じ、腸管内で毒素が発生しそれを吸収したり、食物アレルギーとして蕁麻疹を始めとした湿疹や吹き出物を引き起こします。また便秘はお肌の大敵といわれるゆえんです。
副腎の異常;アレルギー性の皮膚疾患はほとんどが基礎に副腎の機能異常を抱えています。
免疫力の低下;皮膚の感染症では、病原菌の感染はきっかけに過ぎません。病原菌が原因であれば全ての人が発症するはずですが、免疫力が正常に働いている人には発症しません。また発症してもすぐ治ってしまいます。免疫力の低下はリンパや血液循環の異常で生じ、正常に循環していると病原菌を速やかに退治してくれます。
以上のように内臓の機能異常や循環の異常がほとんどの皮膚症状の原因となります。カイロでは内臓そのものの働きを改善したり、自律神経を整えたり循環を改善したりして、身体の機能を正常にして皮膚症状を治療しています。
(平成19年1月発行、全尽堂だより第92号より)
昨年(平成16年)の11月の始めに倦怠感や発熱がありました。ただの風邪だと思い病院にも行かなかったのですが、1週間経っても良くならず、病院で検査した結果、GOT、GTPの数値がかなり高いとのこと。最初は大した事はないと思っていましたが、詳しい検査をしたら自己免疫性肝炎と診断されました。これはステロイド治療しかないと医者から言われました。ステロイド治療の恐さは、以前から知っていました。根本治療ではなく抑制するばかりなので、恐い思いでいっぱいでした。その時、出会ったのがカイロプラクティックでした。まず先生の温かさにホッとしました。おかげで積極的な見方を持つことが出来ました。最初は背骨の矯正や緊張をほぐすくらいで、この病気が治るのかなぁと少しは疑っていたのですが、すぐに結果が付いてきて驚きました。免疫障害を引き起こしているもの(抗平滑筋抗体)が消えて、陰性という結果が出ました。治療を始めて2週間位経った時でした。その時はまだ肝機能の数値は高かったのですが、先生から安心の言葉をいただきました。自分の選んだ治療法は間違っていなかったんだなという安堵感がありました。肝臓の周囲の筋肉を温める治療(両手を当てるだけ)や緊張をほぐす治療はとても安心できたし、先生への信頼も強まり、この治療法以外はないと思えるようになりました。あと漢方薬で体を温めることもしました。すべてが良い方向へいき、発病から8ヶ月ほど経った今は肝機能は正常に回復しました。根治が難しい免疫障害がこんなに体にやさしい方法で治ってしまうのは驚きです。そして交感神経と副交感神経との相互バランスの重要度の高さに気付かされました。ストレスが多い社会なので、必ずと言っていいほど交感神経ばかりが緊張してしまうので、うまく休息をとりながら副交感神経も働かせていきたいと思います。医者に言われることがすべて正しいものではない事も実感できました。その人その人に合った治療を選べるような社会になればいいなと思います。カイロ治療を通して多くのことが学べました。一つは自分の治癒力を高める治療が良いということです。もう一つは無理はだめだなということでした。これからは一病息災でうまく体とつきあっていきながら毎日忙しく働いていきたいと思います。そして先生には心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
身体の命令伝達系には神経系とホルモン系があり、両者が適宜バランスを取りながら身体機能を正常に維持しています。カイロプラクティックでは、神経系の異常に対してはその原因を探り、もし圧迫による障害があれば圧迫部位を特定し施術し、反射などの制御機構に問題があれば、刺激を入力して反射が正常になるようにリセットします。またホルモン系は循環を介して命令を伝達しますので、循環が障害されている原因を探り、もし血管やリンパ管が圧迫されているのであれば圧迫を取り除いたりします。それからカイロプラクティックでは体の正常な動きを重視しています。内臓も体動に合わせた動きのほか、個々の臓器も自律的に動いています。そういった動きが妨げられても内臓は正常に機能しなくなるのです。
それでは実際のカイロ治療について、○中さんの肝臓に対する治療を例にお話します。
肝臓に何らかの問題のある人は、肝臓の周囲の軟部組織が緊張しています。これは悪い部分をガードして安静を図ろうとする生体防御反応ですが、過度の緊張は反って循環を悪くしたり、臓器そのものの動きを妨げてマイナスになりますので、適度に緊張を緩和します。また背骨の胸椎8番目を中心として100%歪みがあります。肝臓へはこの胸椎8番から交感神経の枝が出て分布していますので、椎骨が歪んで交感神経が刺激され興奮を起こすと肝臓の機能が低下します。そこで歪んだ椎骨を矯正し交感神経の興奮を抑えて内臓の働きを高めるように治療します。その他、胆汁の流れが悪くなって肝臓の内圧が上がり、肝臓の血管が圧迫され血液循環が悪くなると肝臓の機能が低下してきます。その場合は胆汁の流れを改善するために総胆管の圧迫を取り除いたり、十二指腸の開口部にある弁(オッディーの括約弁)を緩めたりして、胆汁を流し肝臓の内圧を下げて血液循環を改善すると肝臓の機能が高まってきます。
病気は身体の機能が低下しているから発症するので、カイロプラクティックでは低下した機能を高めることによって、元来身体に備わっている自然治癒力を駆使して病気を治しています。
(平成17年11月発行、全尽堂だより第86号より)
先生、開業10周年おめでとうございます。
私の腰痛も25歳の時に始まり、もう8年間のつきあいです。
そして初めて全尽堂へ行ったのが、友人に紹介された26歳の11月のことでした。
当時長男を出産して、また祖母の介護をして益々腰が痛みだした頃でした。
もちろんいろいろな病院へ通ってみたり、試してみたりしました。
しかし今考えてみると、それまで随分と高額な料金を払い、無駄な物を買い、
時間を使ってきました。
私はカイロに使う時間をとても大切に考えています。
リラックスできる時でもあり、先生と雑談するのがとても楽しみです。
そして確実に一度行くと体調も良くなり、腰の骨が不思議と伸びるのです。
これには主人も驚いています。
またもうすぐ6歳になる長男も何度かお世話になっています。
たくさんの方に「カイロ」を勧めたいのですが、最近はカイロの広告が入ってくるほどで、
カイロ=整体と思っていらっしゃる方も多く、とても残念に思っています。
先生、これからも私の腰痛とお付き合いください。
そして週に1度カイロに通う事が、私の理想のスタイルです。
(平成12年7月発行、全尽堂だより第60号より)
初めてカイロプラクティックを知ったのは、5年前のこと。
私は5年間に3回も鞭打ち症になり、その度に首、腰が痛くなりましたが、今ではカイロプラクティックのお陰でゴルフまで出来る状態になりました。
以前カイロプラクティックの治療を受ける前に、いろいろな治療を受けました。
しかし良くなるどころか反って前よりも腰が痛くなり、朝顔も洗えなくなりました。
腰を曲げると激痛が走り、首は左右に動かすたびに痛く、いつも両肩に石がのっているようでした。
また階段の上り下りも困難になりました。
そんな時、このままでは仕事ができなくなるどころか、普通に生活することさえ出来なくなるかもという危機感を持ち、全尽堂で治療を受けることにしました。
初めの2~3回はあまり変化が見られませんでしたが、4~5回治療を受けると朝もほとんど痛くなくなり、首のほうも全く痛みを感じなくなってきました。
今まで体中が痛い時は、何をするのも億劫でイライラした状態が続いていました。
しかし今では体の調子が良くなるとともに、イライラすることも少なくなりました。
あんなに辛い思いをしていたのが、今では嘘のようにゴルフをしたり、長い時間歩いたりできるようになりました。
これらもカイロプラクティックの治療のお陰です。
今では心身ともに健康です。
(平成9年11月発行、全尽堂だより第45号より)
私が初めてカイロプラクティック全尽堂さんを訪ねたのは、今から3年前でした。
単なる肩こりを感じていただけでしたが、知人から「気持ちがいいもんだよ」と勧められ軽い気持ちで行ったのでした。
その翌朝、交通事故にあうなんて夢にも思わず。
今から思うと、その事故にあったことが全尽堂さんへ通うことのきっかけとなったのでした。
最初は親に勧められた他の整体に通うこと2年。
幸いに5分間も起きていいるのが辛かった鞭打ち症は、何とか軽い首のコリくらいになったものの、骨盤の痛みはひどくなるばかり。
どれだけ通っても治りません。
そこの先生に「なぜ治らないのか」と尋ねても、「冷えから」とか「ストレスから」とか曖昧な答えばかりですっきりしません。
もともと西洋医学よりも整体治療のほうを信じていた私にとって、この答えはもう治らないものとあきらめさせる結果となってしまいました。
近々私も結婚することになり、家事や嫁ぎ先の農業も手伝うことも多くなってくるのに、骨盤の痛みのため動くのもおっくうで困っていました。
そこで結婚前にもう一度どこかへ通ってみようと決心し、何となく以前行ったことのあった全尽堂さんを訪ねてみたのが再び3年目。
今では全尽堂の高橋先生にはすっかり感謝しています。
あんなにすっきりしなかった骨盤の痛みの原因を、それは細かく詳しく体の隅々の関係を元に教えてくださったのです。
骨盤の痛みは単に骨盤だけの歪みから痛みが出ているわけではないこと。
背中の筋肉や十二指腸、果ては中学生の時に手術した盲腸切除後の腹腔内の内臓の癒着から、その痛みは引き起こっていること。
頭の中に人体の様子がありありと浮かぶほど詳しく説明して下さいました。
先生は私の体を上手に的確にひねったり押したりして、たった一日目で強い痛みが大分取れ、想像以上の治療結果でした。
毎回、先生に親切に薬に頼らず元気になる話をいろいろと聞かせてもらってます。
体って不思議ですね。
こんな所が?と思う内臓がどうして共鳴し合って、どちらかが悪くなればどちらかに症状が出たり、その内臓の歪みが体の痛みななったり。
一言で整体治療といっても、いろいろあると思いますが、私は先生の勉強されているカイロプラクティックが今後もどんどん発展して行かれることを心から応援しています。
(平成9年9月発行、全尽堂だより第44号より)
私がカイロプラクティックにお世話になったのは、2ヶ月前のことでした。
月末で仕事が忙しいのに加え、社内新聞の発行と家に帰ってもコタツの中でワープロを打っていました。
こんなことが何日か続くうちに、左脇から背中にかけて痛みが走り、寝返りも打てなくなりました。
外科でもなく内科でもなく何処へ行けばいいのか迷っていた時、母に勧められて通ったのが始まりでした。
カイロプラクティックの治療は頭から足の先まで事細かく診察していただき、今まで自覚症状が無かったところまで発見していただきました。
私の場合は3回の通院で治すことができました。もうひとつ嬉しかったのは
内臓の位置を整えてもらった事によって、長い間1日ぐらいだからと我慢していた生理痛と出産がきっかけで出来た痔核がすっかり良くなったことです。
痔核に関してはこの2ヶ月便秘が何度かありますが、全く不都合がありません。
私が完治した今、甲状腺が腫れているなどを治すために、娘が週1回の間隔で通院しています。
何かと薬をたくさん出す医者が多い中、薬を使わずに治していただけるのは、
成長盛りの子を持つ親にとって大変嬉しいことです。
先生の手には本当に感謝しています。
会社でもこの事を紹介したところ、いろいろ質問されました。
「聞くより行った方が良いよ。」と、うまく説明できない私は言っています。
(平成5年4月発行、全尽堂だより第23号より)
私は、去年の9月ころから鼻が通らなくなりました。耳鼻科へ行くと、蓄膿症だと言われたので3ヶ月間50回くらい耳鼻科へ通いましたが、それでも全然治らないので別の耳鼻科に行きました。
1ヶ月間20回くらい通いましたが、やはり良くなりませんでした。
そこでカイロプラクティックの治療を受けることにしました。
始めの数回は全然良くなる様子はありませんでした。
でもある日、起きたらほんの少しの間だけ鼻が通るようになりました。
そして鼻水がよく出るようになったなと思っていたとき、今度は鼻をかんだ時だけでしたが通るようになりました。
それからまた数回カイロ治療に通いました。
治療をしている時や治療をした直後は、別に良くなったとは感じませんでしたが、治療をすれば必ずその後に少しずつ良くなっていくのがわかりました。
そしていつの間にか、いつでも鼻が通るようになりました。
治って本当に良かったです。
(平成5年4月発行、全尽堂だより第23号より)
数年前より、腰痛やぎっくり腰に度々悩まされていました。
昨年3月には起きていようが横になっていようが、どんな格好を取っていても一日中腰が痛くて左足がしびれ、夜も寝れない状態になってしまいました。
早々、掛り付けの整形外科に行き、診てもらうと椎間板ヘルニアの診断を受け、このような状態だとどこの病院でも手術を勧められるだろうとのことでした。
念のため厚生連へ行ってMRIの検査をしてもらいました。
正にヘルニアが出ていました。出たヘルニアは引っ込まないとのことでした。
しかし仕事の都合で手術をして2~3ヶ月も入院しているわけにはいかないので、通院して電気療法と腰の牽引をしました。けれども3ヶ月程たっても一向に良くなりません。
それで人から良く治ると聞いた接骨院や整体とかへ通ったところ少し痛みも和らいできました。
ところが10月末に小学校の学校祭の準備のため机などを運んだところ、朝、顔も洗えないし靴下も履けないほど腰が痛くなったしまいました。
ちょうどその頃、高橋さんが接骨院をやめてカイロプラクティックというのを始めたと聞き、早々診てもらう事にしました。
診察してもらうと、背骨がガタガタで体が歪んでいるとのことで週に2回程のペースで診療してもらいました。
1ヶ月ほど通ったところ、最初は背骨のあらゆる所をポキポキと言わされましたが、徐々に治す部分も減り、腰の痛みや肩こりも徐々に無くなっていきました。
お陰さまで、年末年始の忙しい時期を乗り切ることができ、また春には去年行けなった山菜取りにも行き過ぎるほど行けるようになりました。
そして今年の4月に厚生連で1年ぶりにMRIの検査をしたところ、ヘルニアが消失してしまっていたのです。
担当の先生はこういうことは稀にあるのだが珍しい例だとびっくりされておられました。
(平成3年8月発行、全尽堂だより第15号より)
10月のある朝、目が覚めると左顔面が麻痺していて瞬きもできず、びっくりして砺波総合病院へ診察に行くと入院となり、2週間血流改善剤とビタミン剤の点滴をしましたが、一向に良くならず治らなかったらと不安の連続でした。
その時、見舞いに来てくれた従姉から、カイロ治療をしたらどうかと勧められ、退院してすぐカイロプラクティック全尽堂へ行って診察してもらったら、身体の疲労から来るベル麻痺で1ヶ月の通院で治ると言われ、少し安心はしたけど、本当に治るだろうかと心配しながら、1週間に3回通院しました。
するとみるみるうちに良くなり、本当に1ヶ月ですっかり治り大変嬉しかったです。
高橋先生には、大変お世話になりました。
お陰さまでありがとうございました。
(平成3年1月発行、全尽堂だより第8号より)
医療には、医学には、真に人間の身体の生理的機械的機能を見極め、症状の原因に応じて正常な機能が取り戻せるように研究・治療を行う姿勢が必要である。
日本の医師国家試験をパスして医師を名乗ることが出来たからとて、果たして真の医者であろうか。
自分が習い会得した知識が正しいかどうか常に問いかけながら、また新しい様々な分野の研究・理論にも積極的にアプローチし、知識を修正しながら
成長しようと努力するのが医者の任務であろう。
患者は狭い知識の切り売りを買いに来るのではなく、健康な身体を回復すべく助けを求めに来るのである。
以前、私が診察を受けた整形外科医は、彼の教科書に従い手術を私に勧めた。
しかしその理論は、人間が常に静止した状態であることを前提に展開したもので、精密な動きが可能な本来の身体の機械的機能を無視しているため、納得がいかなかった。
そこで私は手術を拒否した。
すると彼は、「私は医者だ。私の言う事を聞けないのならどうしようもない。
ポキポキするカイロで治るかね。」とおっしゃった。
残念ながら彼には、カイロプラクティックはポキポキ背骨をひねるだけという認識しかないのである。
私は内心「貴方はいわゆる医者かもしれない。
だが神でも真実を探求する真の医者でもない。」と言い返していた。
現在のカイロプラクティックは、非常に旺盛に広い分野の理論・研究結果を取り入れ、充実した医療を目指した良識ある医学であると私は思う。
カイロプラクティックがこの姿勢を崩すことなく、より高度な医学に成長することを願っています。
(平成2年11月発行、全尽堂だより第6号より)