診療日誌DIARY

DIARY診療日誌

診療日誌(22)  令和2年3月・4月 

Aさんは、昨夜からしゃっくりが治らないと言って来院。しゃっくりは横隔膜の痙攣で横隔神経が何らかの問題で興奮して起こる。カイロでは横隔神経の出口である頸椎の4番目を中心としたサブラクセーションを矯正したり、頸部の下部で横隔神経を直接徒手的にブロックしたり、腹部にある横隔神経の反応点であるゲノー・ド・ミュシー点を刺激したりする。Aさんの場合は、頚椎のアジャストメントだけでしゃっくりが治まった。


 Bさんは、胸やけを訴えて来院。医師からは逆流性食道炎と言われ投薬を受けていたが、すっきりしない。カイロでは逆流を止め、胃酸過多を施術する。胃の入口の噴門には括約弁がなく横隔膜が締め付けて逆流を防いでいる。また食道が収縮して逆流を防いでいる。また胃酸過多には、十二指腸を施術して胆汁・膵液の分泌を正常にすると胃に抑制が働き胃液分泌が抑えられる。胃液の逆流を止めれば、食道の炎症は1週間ほどで改善し、胸やけは治まってしまう。Bさんも2回施術して1週間で治癒となった。