診療日誌(21) 令和2年3月
*Aさんは、左目の外転神経麻痺を訴えて来院。昨年の2月上旬より、周りの人から左目の動きがおかしいと指摘されて、富山大学付属病院を受診して左外転神経麻痺と診断されて、投薬治療を受けているが改善が認められない。そこでカイロ仲間の先生から紹介を受けて当院に来院した。
調べてみると、左目の眼球の動きは外転した際に少しぎこちなさを感じるが、麻痺はなさそうである。また注視検査をしたが特に問題はなかった。左頸静脈に圧痛があり、頭部の循環障害がありそうである。また頭蓋骨の律動を調べてみると、左半分の律動が弱く、脳硬膜の緊張を感じ、眼窩の形状も異常を感じる。
以上の事から、眼窩形状の異常から、外眼筋の起始停止に問題が生じ、眼球運動の障害が生じているのであろうと考えた。また脳硬膜の緊張があるため外転神経の圧迫・絞扼も少しはあると思われる。それから頚部緊張による血管圧迫などによって脳の循環も障害され、脳の様々な虚血による問題も生じていると考えた。
施術では、胸郭・頸部の施術で血液の還流を改善して、頭蓋骨の施術で脳硬膜を緩め、眼窩形状を整えて、頭蓋骨律動を改善した。
施術後、左目の外側の動きも改善し、自覚的にも見え方が改善したと言うことであった。
症状の戻りがあるため、何度か施術が必要である。
その他、カイロ施術で効果の認められる症状としては、眼精疲労、眼球の運動障害、ドライアイ、涙目(鼻涙管閉塞)、飛蚊症、軽度の緑内障、突発性半盲(黒内障)など・・・。
調べてみると、左目の眼球の動きは外転した際に少しぎこちなさを感じるが、麻痺はなさそうである。また注視検査をしたが特に問題はなかった。左頸静脈に圧痛があり、頭部の循環障害がありそうである。また頭蓋骨の律動を調べてみると、左半分の律動が弱く、脳硬膜の緊張を感じ、眼窩の形状も異常を感じる。
以上の事から、眼窩形状の異常から、外眼筋の起始停止に問題が生じ、眼球運動の障害が生じているのであろうと考えた。また脳硬膜の緊張があるため外転神経の圧迫・絞扼も少しはあると思われる。それから頚部緊張による血管圧迫などによって脳の循環も障害され、脳の様々な虚血による問題も生じていると考えた。
施術では、胸郭・頸部の施術で血液の還流を改善して、頭蓋骨の施術で脳硬膜を緩め、眼窩形状を整えて、頭蓋骨律動を改善した。
施術後、左目の外側の動きも改善し、自覚的にも見え方が改善したと言うことであった。
症状の戻りがあるため、何度か施術が必要である。
その他、カイロ施術で効果の認められる症状としては、眼精疲労、眼球の運動障害、ドライアイ、涙目(鼻涙管閉塞)、飛蚊症、軽度の緑内障、突発性半盲(黒内障)など・・・。