診療日誌(10) 平成27年3月~5月
3月25日、Aさんは左に横転して左肩を強打して疼痛を訴え来院。調べてみると左鎖骨骨折と左第4・5肋骨骨折であった。院長は柔道整復師の資格を持っているので、骨折も施術できます。カイロを始める以前は10年間接骨院を開業していました。当時は接骨院も良い時代で、骨折の患者も多く来院していた。私も10年間で1000例余りの骨折を施術してきた。骨のズレを整復して固定。経過良好にて問題なく5月7日に骨折の治療は終了。
骨折の治療は手術をしない方がはるかに早く治る。骨折すると骨折部より出血し血腫ができる。そして血腫の中に線維組織が出来てきて次第に骨折部が動かなってくる。それから骨芽細胞が侵入し、カルシウムなどが沈着して骨に変わってくる。血が骨になり、肉になり、皮膚になるのである。ところが手術をすると大事な血腫を破壊してしまうことが多々あり、骨が出来にくくなります。また骨は刺激を受けると出来やすいので、金属のプレートを当ててしっかり固定してしまうと反って刺激が加わらず骨が癒合しにくくなるのです。
4月22日、Bさんはめまいを訴え来院。調べてみると左の水平半規管の耳石の問題であった。卵形嚢にある耳石が半規管に転げ出たのである。エプレイ法という手法で耳石を元の卵形嚢に納め治療は終了。うまく石が納まり一回でめまいも消失し治癒した。
5月3日、Cさんは左の頸部から肩、そして左背部の痛みを訴えて来院。調べてみると不整脈による心臓の痛みの響きであった。心臓の音を聞くと、脈が1分間に160回くらい、馬が駆ける様なギャロップリズムの心音で時々脈が途絶えている。
先ず、胸郭の可動性を改善し横隔膜の緊張を取り、肺内圧を下げて心臓の負担を軽減し、心膜を緩め心臓を動きやすくした。それから心臓の交感神経を鎮めるために上部胸郭の治療をして交感神経をブロックした。また後頭下部を治療して頭蓋骨の頸静脈孔を緩め、舌咽神経と迷走神経を開放して副交感神経の働きを高めた。
治療が功を奏し一回で不整脈は解消したが、背部の違和感が少し残っていたので2~3回施術して完治となった。
骨折の治療は手術をしない方がはるかに早く治る。骨折すると骨折部より出血し血腫ができる。そして血腫の中に線維組織が出来てきて次第に骨折部が動かなってくる。それから骨芽細胞が侵入し、カルシウムなどが沈着して骨に変わってくる。血が骨になり、肉になり、皮膚になるのである。ところが手術をすると大事な血腫を破壊してしまうことが多々あり、骨が出来にくくなります。また骨は刺激を受けると出来やすいので、金属のプレートを当ててしっかり固定してしまうと反って刺激が加わらず骨が癒合しにくくなるのです。
4月22日、Bさんはめまいを訴え来院。調べてみると左の水平半規管の耳石の問題であった。卵形嚢にある耳石が半規管に転げ出たのである。エプレイ法という手法で耳石を元の卵形嚢に納め治療は終了。うまく石が納まり一回でめまいも消失し治癒した。
5月3日、Cさんは左の頸部から肩、そして左背部の痛みを訴えて来院。調べてみると不整脈による心臓の痛みの響きであった。心臓の音を聞くと、脈が1分間に160回くらい、馬が駆ける様なギャロップリズムの心音で時々脈が途絶えている。
先ず、胸郭の可動性を改善し横隔膜の緊張を取り、肺内圧を下げて心臓の負担を軽減し、心膜を緩め心臓を動きやすくした。それから心臓の交感神経を鎮めるために上部胸郭の治療をして交感神経をブロックした。また後頭下部を治療して頭蓋骨の頸静脈孔を緩め、舌咽神経と迷走神経を開放して副交感神経の働きを高めた。
治療が功を奏し一回で不整脈は解消したが、背部の違和感が少し残っていたので2~3回施術して完治となった。