診療日誌DIARY

DIARY診療日誌

診療日誌(8)  平成26年1月~3月 

2月20日;Hさんは左股部に腫瘤を感じて来院。鼠径管ヘルニア(脱腸)である。男性に多いが女性でも時々見られる。女性の場合は管がきついので腸の締め付けも強いため、痛みも強く冷汗を流したり嘔吐することもあるが、男性の場合は管も比較的ゆるく、症状は強くないことが多い。腹膜緊張のバランスを整えて、患側の股関節を屈曲して鼠径管が弛緩する位置にして持続的に圧迫を加えて完納すると劇的に症状が改善する。
なぜかは分からないが同じ患者さんが続くことがよくある。2月28日には右側の患者が来院。同様に施術し治癒。3月3日に来院した患者さんは、脱腸が原因で右大腿神経が圧迫されて大腿部の痛みを訴えていたが、脱腸を施術すると治った。

 2月5日;K君は左膝痛を訴えて来院。膝を伸ばすと膝裏が痛くて伸びないとのこと。調べてみると膝裏にある膝窩筋が緊張している。膝窩筋は胆嚢の関連筋と言われ胆嚢に何らかの問題が生ずると緊張したり力が入らなかったりすることがある。そこで胆嚢を調べてみると緊張して少し腫れている。胆嚢の腫れは胆汁のうっ滞が原因の事が多く、十二指腸に巧く胆汁が排出されないことによる。胆石などが原因となることがあるが、十二指腸の渦巻き状の蠕動運動が妨げられても起こる。そこで十二指腸周囲の緊張を緩め蠕動運動を改善し、胆汁が流れるように施術した。巧く膝窩筋の緊張が取れ膝が伸びるようになった。

 2月10日;Mさんは寝違えなのか左胸部と左背部の違和感があると言って来院。調べてみると心膜が緊張していて、心音が右心は異常ないが左心で10回に1回くらいの割で途絶えていた。心臓が原因の胸背部の違和感であろうと考えた。早々、胸郭の施術をして心膜を緩め、第1胸椎が回旋変位をしていたので矯正して、心臓の交感神経の興奮を鎮めたところ心音も正常になり、胸背部の違和感も解消した。内臓が原因した筋骨格系の症状が非常によくみられる。身体はすべてがお互いに影響を及ぼしあって機能しているので、全体的な物の診方が必要である。部分治療では根本的な解決ができないことが多い。

 3月3日;Sさん家のダックスフントのあんずちゃんが腰が痛いようで振るえていると言うことで来院。調べてみると上部腰椎の部分で筋の緊張とサブラクセーションがあって、椎骨の間隔がつまっていて不整列もある。お腹の緊張を緩めて、骨の間隔を広げて指で圧迫を加えてサブラクセーションを改善した。翌日、Sさんが来院したのでお聞きしたところ、あんずちゃんは元気になったとのこと。良かったですね。
私は以前にも犬の治療をしたことが何度かある。その時は腰の椎間板ヘルニアと腕の骨折であった。獣医さんに怒られそうですが、またご相談に応じますのでよろしく!

このことをフェイスブックに投稿したところ、Sさんから早々コメントを頂いた。
「まさか先生に犬までお世話になるとは思っていませんでした。本当にありがとうございました。獣医さんでは鎮痛剤をもらって終わりなので、根本から治療していただき、本当に救われました。」
Sさん、ありがとうございました。これからも応援してください。よろしく!