椎間板ヘルニアについて
★椎間板ヘルニアについて★
【椎間板ヘルニアとは?】
背骨の柱の部分は、椎体という骨とその間にある椎間板という線維軟骨で構成されています。
椎間板が退行変性(老化)したり、反復する外力が加わり線維軟骨に亀裂が生じ、椎間板の中心部分にある髄核というゼリー状の内容物が椎間板の裂け目を通って、椎間板から膨隆してはみ出した状態をヘルニアと言います。そして外後方にはみ出し脊髄神経の神経根を圧迫した場合には、上肢や下肢の神経が麻痺し、筋力低下や知覚麻痺が生ずることがあります。また椎間板ヘルニアで生ずる神経痛は、神経根の圧迫が原因ではなく、損傷部の炎症や放散痛などが原因となります。
【ヘルニアの施術】
椎間板ヘルニアは、時間経過に伴い自然に退縮することもあるため、西洋医学では先ずは薬物療法や物理療法などの保存的療法が行なわれ、奏功しない場合は手術療法となります。
カイロ施術では、はみ出したヘルニアを元の位置(椎間板の中央)へ戻すように徒手的施術を行ないます。腰椎椎間板ヘルニアの場合は、背骨の土台である骨盤に特徴的な歪みが生じそのために腰椎に異常な力が加わっていますので、まずは骨盤を整えます。次に腹膜の緊張で腰椎に伸展障害と椎間板の圧縮が起きていますので、腹膜の緊張を改善し伸展できる様にします。最後に徒手的に椎間板に牽引を加えて椎間板内圧を下げてヘルニアを引き込むようにします。
神経症状がある場合は、速やかに神経の圧迫を解消しなければ、圧迫された神経がダメージ(ワーラー変性)を受けて、後遺症として神経の麻痺が残ってしまいます。
発症後2週間以内に神経の圧迫が解消できれば、神経が変性を起こすこともなく後遺症としての麻痺は残りません。1日も早く速やかに来院してください。
【日頃のケアが重要】
椎間板ヘルニアになる方は、症状が改善しても、日頃から時々カイロ施術によるケアが必要です。定期施術で良好な状態を維持するように心がけてください。
“椎間板ヘルニアの方は、先ずはお気軽に全尽堂にご相談ください”