診療日誌(5) 平成25年1月~3月
1月7日、Aさんは、陳旧性の耳鳴りが昨年11月頃より酷くなってきたと訴え来院。9年前に左の突発性難聴、8年前に今度は右の突発性難聴になり、右はほぼ聴力は回復しているが左の聴力がかなり低下している。左右の聴力の差があると時として耳鳴りの原因となる。
そこで経過が長いため回復の可能性が少ないことを説明したうえで、施術してみることになった。調べてみると左側の脳硬膜の緊張があり、耳のある骨(側頭骨)の律動が悪い。6回目頃より聴力が少し回復してきたようだ。現在、更なる聴力の回復を期待しつつ10日に1度のペースで施術を継続中である。
1月11日、Bさんは左の股部の違和感を訴えて来院。調べてみると鼠径ヘルニア(脱腸)になりかけているようである。まだ脱出はしていないが中から鼠径管に圧がかかってきているようだ。股関節を屈曲して鼠径管を弛緩させる肢位にして押圧を加えて、また内臓の調整も行った。男性は女性に比べ鼠径管が緩く、ヘルニアが癖になることが多いので、繰り返すようであれば手術の必要な場合もある。女性の場合は鼠径管がきついので、中々ヘルニアにならないが、一旦脱出するとヘルニアが締め付けられるため速やかに治さなければならない。しかし再発は少ないようである。
3月7日、Cさんは当院のホームページのYJさんの体験談(白血球減少)の記事を読まれ、遥々名古屋より来院。腹部の手術後の白血球減少の訴えである。YJさんは問題が複雑ではなかったが、Cさんは胆管の手術をされていて問題は厄介である。胆管周囲は自律神経の腹腔神経が網の目のように絡みついていて、また肝臓や脾臓への血管がある場所である。手術の影響による自律神経障害や循環障害が考えられるため、どれだけ問題を解消してあげれるかは確約できない。一応三日間連続で施術し帰宅され、近くの病院で血液検査を受けられたら少し数値が上がったと報告があった。中々難しい問題ではあるが、出来ればもう少し施術されたらと思っています。
3月13日、Dさんは花粉症を訴え来院。花粉症は交感神経が興奮していると症状が強く現れる。そこで交感神経を鎮めるため下部頸椎と上部胸椎の問題個所を施術し、顔の骨組の施術して鼻腔の働きを改善した。多くは施術後、鼻の通りが良くなり、鼻水が収まってくる。
しかし根治は難しい。
Eさんは膝の痛みを訴えて来院。通っていた医療機関では前十字靭帯の損傷により痛みと言うことであったが、調べてみるとオスグート・シュラッター病もあり、私はそちらの痛みが主原因であると考えた。オスグート・シュラッター病とは、成長時期に膝の伸展筋である大腿四頭筋に過負荷をかけると膝蓋靭帯やその付着部である膝下の脛骨粗面部に炎症が生じ骨が膨隆変形してくる病態である。カイロでは、大腿四頭筋の緊張の原因を改善するために腰骨盤や内臓(小腸)の問題を施術し、膝関節の微妙なズレを治し関節機能を正常化する。
普通は4~5回で改善することが多いが、Eさんは1回の施術でほとんど改善した。
そこで経過が長いため回復の可能性が少ないことを説明したうえで、施術してみることになった。調べてみると左側の脳硬膜の緊張があり、耳のある骨(側頭骨)の律動が悪い。6回目頃より聴力が少し回復してきたようだ。現在、更なる聴力の回復を期待しつつ10日に1度のペースで施術を継続中である。
1月11日、Bさんは左の股部の違和感を訴えて来院。調べてみると鼠径ヘルニア(脱腸)になりかけているようである。まだ脱出はしていないが中から鼠径管に圧がかかってきているようだ。股関節を屈曲して鼠径管を弛緩させる肢位にして押圧を加えて、また内臓の調整も行った。男性は女性に比べ鼠径管が緩く、ヘルニアが癖になることが多いので、繰り返すようであれば手術の必要な場合もある。女性の場合は鼠径管がきついので、中々ヘルニアにならないが、一旦脱出するとヘルニアが締め付けられるため速やかに治さなければならない。しかし再発は少ないようである。
3月7日、Cさんは当院のホームページのYJさんの体験談(白血球減少)の記事を読まれ、遥々名古屋より来院。腹部の手術後の白血球減少の訴えである。YJさんは問題が複雑ではなかったが、Cさんは胆管の手術をされていて問題は厄介である。胆管周囲は自律神経の腹腔神経が網の目のように絡みついていて、また肝臓や脾臓への血管がある場所である。手術の影響による自律神経障害や循環障害が考えられるため、どれだけ問題を解消してあげれるかは確約できない。一応三日間連続で施術し帰宅され、近くの病院で血液検査を受けられたら少し数値が上がったと報告があった。中々難しい問題ではあるが、出来ればもう少し施術されたらと思っています。
3月13日、Dさんは花粉症を訴え来院。花粉症は交感神経が興奮していると症状が強く現れる。そこで交感神経を鎮めるため下部頸椎と上部胸椎の問題個所を施術し、顔の骨組の施術して鼻腔の働きを改善した。多くは施術後、鼻の通りが良くなり、鼻水が収まってくる。
しかし根治は難しい。
Eさんは膝の痛みを訴えて来院。通っていた医療機関では前十字靭帯の損傷により痛みと言うことであったが、調べてみるとオスグート・シュラッター病もあり、私はそちらの痛みが主原因であると考えた。オスグート・シュラッター病とは、成長時期に膝の伸展筋である大腿四頭筋に過負荷をかけると膝蓋靭帯やその付着部である膝下の脛骨粗面部に炎症が生じ骨が膨隆変形してくる病態である。カイロでは、大腿四頭筋の緊張の原因を改善するために腰骨盤や内臓(小腸)の問題を施術し、膝関節の微妙なズレを治し関節機能を正常化する。
普通は4~5回で改善することが多いが、Eさんは1回の施術でほとんど改善した。