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身体の機能をコントロールしているのは、自律神経系とホルモン系 

我々の身体機能は、自律神経系とホルモン系の作用によってコントロールされています。自律神経は交感神経と副交感神経から構成され、両者の機能は相反の関係にあります。

交感神経は脊髄から枝分かれし背骨の椎間孔から出て、脊椎に沿って、左右に交感神経節を形成して、それから内臓を中心とした組織を支配している。また内臓からの情報は交感神経の求心性線維を通って脊髄に入り、脊髄の同側を上行して同側の小脳に伝えられる。小脳では様々な情報を統合し、自律神経の中枢である視床下部に送られる。視床下部では末梢からの情報でホルモンの分泌量をコントロールして下垂体へと送り、下垂体より様々な内分泌器官へとその分泌量を加減して、絶えずホルモン系を通じて身体機能を最適な状態になるように制御している。副交感神経は身体部分は迷走神経や舌咽神経、頭部へは顔面神経や三叉神経として頭部の組織をコントロールしています。仙随では交感神経と副交感神経、両方とも支配しています。

 ホルモン系は、下垂体から各臓器の刺激ホルモンが分泌され、循環系を通じて運ばれ目的の臓器の機能をコントロールしている。ホルモンは循環系を介して情報伝達をしているので、循環に障害があれば、正常に機能しなくなる。

 西洋医学では、対症療法として自律神経賦活剤、それにホルモンの補充療法を行ないます。しかし投薬治療は、症状を抑えるだけで反って、本来持っている調節機能が損なわれてきます。

 カイロでは、交感神経が興奮している場合は、交感神経節を徒手にて刺激し抑制します。また副交感神経は刺激に応じて活性化してきます。この性質を利用して、カイロでは自律神経系を調節することが出来るのです。

 カイロに来院する患者さんは、整形的な筋骨格系の症状で訪れる方が最も多い。しかし内科的症状でも自律神経やホルモン系の機能異常を調節することによって非常によく治ります。私も自律神経やホルモン系の治療が好きですし、次第に様々な症状を訴える患者さんが増えてきています。

 どんな症状でも、先ずは全尽堂にお問合せください。80%位の患者さんに対応することが出来ます。

 

下図は、脊髄分節と内臓との関係

傍脊椎神経節が胸椎の肋骨頭の部分にあるため、肋椎関節を緩めるように施術して交感神経節を刺激して興奮を鎮めます。

家庭ではお互いに背骨の両側を押さえてあげると良いですね。